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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2022.02.18

2月1日に「はやぶさイレブン」の選手兼任監督に就任した
永井 雄一郎さん
横浜市在住 43歳

子ども達へ手本を示す

 ○…「サッカー人として成長の糧にしたい」と、選手と監督という二足の草鞋を履く決意を固めた。2月6日の神奈川県社会人サッカー選手権の準々決勝で、初陣を白星で飾った。試合は格上相手に1点を追いかける展開で、「交代、俺」と選手交代を告げたい気持ちを我慢して戦況を見守った。「一歩引いたところからチーム作りを進めるための戦力を分析したかった」と、4月の開幕戦を見据える。

 ○…東京都新宿区出身。幼少期からライバルに恵まれた環境でサッカーに打ち込んだ。根っからの負けず嫌いも手伝って技術を磨き、高校卒業後は浦和レッズに入団。FWとしてゴールでチームを勝利に導き、1999年のFIFAワールドユース選手権では日の丸を背負って戦い、日本の準優勝に貢献した。結果を求めるJリーグは「生き残りに必死で苦しかった」と振り返り、「今はサッカーが楽しい」と笑う。

 ○…試合中に見せる勝負師の顔は、妻と3人の娘が待つ自宅に戻れば優しいパパに変わる。20代の頃は伊豆白浜でのサーフィンで心身をリフレッシュしたが、所帯を持てば自宅が癒しのスポットに。ピアノは昔取った杵柄で、譜面を見ただけで簡単な曲であれば弾ける腕前の持ち主。お気に入りでもあるYOASOBIの曲を電子ピアノで披露し、「娘たちとイントロクイズをして遊ぶのが楽しくて」と頬も緩む。

 ○…チームは今季から県社会人1部リーグを主戦場に、「厚木からJリーグ入り」を目指して戦う。戦力には経験豊富なベテランや身体能力の高い若手が揃っており、「魅力あるチームになれる」と今後に触れ、「地域に愛される、応援したくなるチームに。選手は子ども達の手本にならないと」と力を込めた。

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