厚木・愛川・清川 社会
公開日:2022.04.08
通学路の安全対策強化
厚木市 新年度当初予算の重点施策
厚木市議会で可決された市の2022年度当初予算「あつぎの元気『前進』予算」で「集中的に取り組む」施策の一つにあげられた通学路の安全対策。千葉県八街市での事故を契機に、全国的に通学路の安全対策が積極的に進められているが、厚木市も例外ではない。市が「交通死亡事故ゼロ」に向けて取り組む主に3つの事業について各担当課に話を聞いた。
歩道や橋梁を整備
市は新たに、通学路に指定されている市道について歩道の整備や交差点の改良、橋梁の架け替え、拡幅を進めることで、児童・生徒の安全確保に努める。
歩道は、横須賀水道路線(金田)、藤塚才戸線(依知)、愛甲高坪線(南毛利)、妻田中荻野線(妻田)の4路線。交差点は、妻田薬師バス停交差点。橋梁は、玉川にかかる奨学橋で、幅員が狭く、建設から60年経過し老朽化しているため、整備を進める。これらの整備箇所は、市民からの要望をもとに点検し、選定されたという。
改めて点検し対策へ
市は例年、庁内の関係部署および厚木警察署、厚木土木事務所などがメンバーとして名を連ねる「通学路の安全対策協議会」からの要望に迅速に対応することで、通学路の安全対策を進めているが、今年度改めて、市内36小中学校それぞれを中心とした通学路の点検を実施する。
その上で、交差点内のカラー化、路側グリーン化、横断防止柵・ガードレールの設置、街路灯の設置を行う。これにより、その場所が通学路であることを往来する車や他の歩行者・自転車等に注意喚起し、安全確保を図る。担当の市道路維持課によると、以前対策を施した箇所でも、経年劣化等している場合があるといい、その場合には、再度対策を講じる。
ウェアラブルカメラ導入
そして市は、市内小学校23校に各校2台ずつランドセル等に装着できるウェアラブルカメラを導入する。児童の目線で通学路を点検し、学校現場だけでなく、警察や道路管理にかかわる庁内の関係部署と情報を共有し、安全対策に役立てる。まずは、試験的にいくつかの学校で先行導入し、映像の解像度の確認やカメラの装着の仕方、運用方法を検証・確定し、全校での実施へと進める予定。
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