厚木・愛川・清川 文化
公開日:2022.11.04
初しぼり 良い出来に期待
愛川 酒蔵大矢孝酒造
愛川町唯一の酒蔵である大矢孝酒造(株)(田代)で、今年も新酒の仕込みが最盛期を迎えている。
文政年間から190年以上続く同蔵では、丹沢の伏流水を仕込水に使い清酒「残草蓬莱」を醸している。酒造りに欠かせない米は、山田錦や出羽燦々など全国から7種類40トン以上が届く。今年は、米産地での気候は比較的安定していたこともあり「品質も良く、麹もしっかりしているので良い出来になりそう」と8代目蔵元の大矢俊介さんは満足そうな表情を見せた。
紅葉が染まり秋が深まる時期だが、愛川町はやや気温が高めで推移しており、タンク外周に低温の水を流して理想的な温度に保つ装置を活用するなど、日々変わる環境に合わせて一升瓶5万本の酒を仕込んでいく。今年の初しぼりは11月20日(日)以降を予定しており、新酒の発売は11月25日(金)頃を予定している。
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