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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2023.02.03

中依知出身・真打
柳家さん地元沸かす

  • 喜怒哀楽の渦に観客を巻き込む

 厚木市出身の真打、柳家㐂(き)三郎さん(43)が1月28日にアミューあつぎで開かれた落語会に登場した。

 㐂三郎さん(本名は塚本洋平さん)は中依知出身で、学生時代に友人に誘われて落語に出会い、それまで落語は「異文化だった」という。高座に仰ぎ見たのが、のちに師匠となる柳家さん喬さん。弟子入りを懇願して入門を許されたのが今から17年前。翌年前座となり(前座名「小ぞう」)、2009年に二ツ目に昇進し名前を「小太郎」に改め、一昨年3月に真打に昇進し「柳家㐂三郎」になった。昨年3月には国立演芸場の「花形演芸大賞」銀賞に輝いている。

 㐂三郎さんは昔を振り返り「私が厚木にいた頃はここはパルコだった」「海老名は田んぼしか...海老名の人いらっしゃいますかね」と客席を沸かせ、座布団から飛び出す勢いで観客を引き込み、江戸の世界にいざなった。落語会の時刻は正午を過ぎ、㐂三郎さんがズルズルと蕎麦をすする姿に、観客席からは「うまいね」「腹減った」と小声が漏れた。

 今回の落語会はなかちょう大通り商店街が企画。次回の落語会は4月22日(土)を予定。

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