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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2023.02.03

まるで大きな竹細工
地元産材で飯山に建設中

  • この上にビニールをかぶせ完成させる

 厚木市飯山の「かてる農場」で、地元の竹材を25本ほど使った「バンブーグリーンハウス」が作られている。

 京大の小林広英教授が2009年に設計した農業ハウスで、里山の竹林を活かすために誕生した。特殊な技術や部材を使う必要がなく、シンプルな接合方法で誰でも建てられるのが特長。小林教授が立ち上げたNPO法人が普及に尽力し、これまで全国で30棟以上が建てられている。

 厚木では昨年秋から農場のメンバーが建設を開始。まずは整地して木の杭を打ち込み、梁や柱になる竹を組んだ後、割った竹をアーチ状に曲げて組み合わせた。大きな竹カゴのようにも見える半円形の構造で、今後ビニールをかぶせるなどして完成させる。

 かてる農場は昨年6月に発足し、これまで10種類以上の無農薬野菜を栽培、近隣のカフェやマルシェなどのイベントで販売してきた。バンブーハウスは収穫後の仕分け作業や地域交流のために使い、竹を活用したしゃもじ作りや竹細工講座も構想している。作業に加わる櫻井進さん(77)は「全員初めての経験で、面白いですよ」と語っていた。

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