厚木市出身のムエタイ選手・大田拓真選手(23・新興ムエタイジム)が、5月13日にメキシコ東部のハラパで開催されたIRONFIST世界スーパーフェザー級のタイトルマッチで勝利した。対戦相手はフリオ・セサール・エルナンデス選手。
大田さんは南毛利小学校、中学校の卒業生。小学生の頃にテレビで格闘技のK-1に触発され、新興ムエタイジム(厚木市中町)に入門した。ムエタイの本場・タイでも10試合ほどを経験、国内ではWBCムエタイ日本統一フェザー級、S-1ジャパン55kg級王者に輝いている。普段は同ジムでトレーナーとして働いている。
メキシコでの試合は初めてで、首都から車で4時間かけて現地入り。日本食を持ち込もうとしたが叶わず、トルティーヤばかり食べていたという。試合ではボディーストレートで相手をダウンさせ、パンチや膝蹴りなどで2回目、3回目のダウンをとり2ラウンドTKO勝ちとなった。これまで「相手を倒すパンチ」を課題に何年も練習を続けてきた大田選手。ストレートで相手をダウンさせ「倒せる感触がつかめた」と振り返った。
目標はWBCの世界チャンプベルト。「ムエタイ世界最強は難しいけれど、こうして勝てるとすごく嬉しい。様々な世界の選手に挑戦したい」と語った。
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