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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2023.06.02

うっかり女子集合
約80人集まり「文化祭」

  • 千葉県など遠方からの参加者も

  • 大丈夫を合言葉に

 ADHD(注意欠如・多動症)タイプだと考える女性たちが、5月28日に厚木市栄町のワイズサウンドベースで「うっかり女子の文化祭」を開いた。対面での開催はコロナ禍を経て5年ぶり。バンド演奏やアクセサリーなどの出店、占いなどのブースで賑わった。

 「うっかり女子会」を主宰する小野純子さん(松枝)は元小学校の教員。37歳の時にADHDと分かり、子育てブログを通して「子どもの遠足の日を忘れた」などのうっかり体験を発信していた。するとSNS上で「私も」という声が寄せられ始め、7年ほど前にはクリスマス会を開催。翌年には文化祭へと発展した。

 「片付けなどの家事が苦手だったり、学校への提出書類を間違ってしまったり、うっかり女子には共通の悩みがある」と小野さん。女子会には診断の有無は関係なく参加でき、ADHDの傾向を受け入れ、楽しむスタンス。「うっかりしていても大丈夫」を合言葉に、現在メンバーは230人を超える。

 この日は自分の「うっかり」を叫ぶコーナーもあり「子どもの家庭訪問を忘れてしまい、ママ友とランチを楽しんだ」などの体験談も続出。出演したうっかり女子バンド・トリプルブッキングは歌詞カードが欠かせなかった。うっかり文化祭に遅刻した参加者は「遅刻大賞」として、賞品が贈られた。

 次回は未定。小野さんは「発作的にやるかもしれない」と話している。

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