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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2023.08.18

厚木市
孤立児童の居場所へ補助
こども食堂など支援

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 孤立する児童を保護するため、厚木市は8月1日から「子どものつながりの場づくり事業補助金」を開始した。こども食堂やフードパントリー、学習支援など、こどもと地域とのつながりの場づくりを行う団体に対し、1件あたり上限10万円で事業経費を一部補助する。

 対象は、市内に主な活動拠点を持つ公益・一般の社団、財団法人やNPO、自治会など公益に資する活動を行う団体。子ども食堂、フードパントリー、学習支援など、子どもに対する生活支援を今後1年以上運営する際、賃貸料や光熱水費、教材、食材費などの経費を補助する。

 国の「地域こどもの未来応援交付金」を活用。今年度は12団体ほどの利用を見込み125万円の事業予算を確保した。申請は12月28日まで。子育て支援センター(アミューあつぎ8階)へ必要書類を提出する。

 事業を統括する市こども未来部によると、「孤立するこども」のみを対象とした市の補助事業は初。これまでは困窮家庭支援を中心としていたが、こどもを取り巻く問題の複雑化に対応するための策の一つという。

 必要な支援に繋がらず困難を抱える児童に対し、学校・家庭以外に地域での居場所づくりが広まっており、その運営はボランティア団体が多くを占める。これらの居場所の役割が大きくなる一方、福祉支援の側面から利用者へ費用を求めにくい側面もある。コロナ禍や物資高騰などの影響も背景に、同課にはこれまでも運営継続などの相談があったという。

 同課は「地域団体と手を取り合い、孤立する児童を必要な支援へつなげていきたい」と話す。

 問い合わせは同センター【電話】046・225・2922。

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