冬の訪れを告げる鉢花「シクラメン」。お歳暮やクリスマスを前に出荷最盛期を迎え、厚木市内のシクラメン農家でも最終準備に余念がない。
厚木市飯山の佐々木潤一さんは、父親の代から半世紀以上続くシクラメン農家。農園のハウスには約1年をかけて育てたビクトリアやプルマージュなど、色とりどりのシクラメン40種・贈答用とガーデニング用の合わせて約8000鉢が並ぶ。今年は猛暑の影響もあり生育が遅れたが、最近の寒さで遅れも取り戻し、出来も上々のよう。この日も出荷前に葉の形を整え、葉と花のバランスを取る葉組み作業の最中。「物価高騰など大変な世の中だが、花を飾って少しでも明るい気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。
シクラメンは高温多湿に弱く、長く楽しむには温かい場所ではなく、玄関などに置いて鑑賞するのがコツだという。「ぜひ地元の花を楽しんで、地域農業を応援してほしい」と笑顔で話した。
シクラメン農家は市内に3軒。直売や市場への出荷をはじめ、JAあつぎ夢未市(温水)などでも販売される。
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