県政報告 丹沢大山地域の観光伸ばす取り組みを 神奈川県議会議員 佐藤けいすけ
2月13日に開会された県議会も終盤を迎えています。本定例会では、私は予算委員会に登壇し、自然を活かした観光振興や部活動の地域移行について質疑を行いました。
丹沢大山などやまなみ地域の今後の観光振興については、AT(アドベンチャーツーリズム)という観光振興の新しい形を提案しています。AT は自然やアクティビティ、文化体験のうち2つ以上を含む旅行のことでオーバーツーリズム解消が狙えるほか、インバウンドが期待されることから、地域での消費単価の高さが注目され、北海道や四国・九州、東京都でも都道府県が力を入れて取組んでいます。本県でも昨年度からガイド人材養成や地域の自然・文化を活かしたコンテンツ開発が進んでいます。
また自然資源をより活かすため、地元から直接声を伺った林道や宮ヶ瀬湖の湖面の活用についても取り上げ、やまなみ地域のポテンシャルをさらに伸ばす取組みを県に求め、知事からもアウトドアスポーツツーリズムなど本県の豊かな自然をこれまで以上に観光振興に活かしていく前向きな答弁がありました。
部活動の地域移行は子どもたちの文化・スポーツ環境の今後の方向性を占う大切な取組みとなります。広域自治体である県は、市町村の学校部活動を支援する部活動指導員の配置を大幅に拡充するほか、県域での人材バンクなどの仕組みを始めましたが、保護者の費用負担などの課題は山積しています。企業や大学ともっと連携することなどを求めました。
定例会閉会へ
本定例会は子ども・子育て関係や脱炭素の予算が大幅に増加し、労働力不足、能登半島地震を踏まえた本県の対応に関する議論が進みました。私も所属する建設・企業常任委員会で、デジタル分野や脱炭素関連の質疑を行い、道路・河川台帳などのネット上での閲覧や3D化のほか、街路灯やトンネルのLED化が2027年までに全て完了するなど、県民の利便性向上や費用軽減に繋がります。
現代は行政のみで問題を解決することはできない時代です。私は質問を通して、課題を明らかにし、県民や事業者の皆様とともに考え解決していきます。引き続き声をお寄せ下さい。
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4月19日