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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2024.03.29

「宮ヶ瀬小、ありがとう」
休校式に同窓生ら集う

  • バンド演奏を披露する児童と教諭

 児童数の減少に伴い4月1日から休校となる宮ヶ瀬小学校で3月25日、休校式が行われた。岩澤吉美村長をはじめ、同窓生や地域の人、関係者など約100人が出席し思い出に浸った。

 山中隆校長は「小規模校ならではの特色を出し、子どもたちとともに歩んできました。多くの卒業生のことを思うと休校は惜別の念に堪えない思いではありますが、社会情勢からやむを得ないことだと思います。ありがとう宮ヶ瀬小学校」と話した。岩澤村長は「休校は寂しいが悲しいとは思わないでください。子どもたちをこれからもしっかりと支えていきましょう」とあいさつした。

 式ではこの日のために制作された教室や校長室、職員室、音楽室、ランチルームなどを紹介する動画が流されたほか、児童と教諭によるバンド演奏が披露された。最後に、会場に集まった人たちと一緒に校歌斉唱が行われ、その歌声は会場の体育館に響き渡った。

 1873年に宮ヶ瀬村熊野神社内に創立。宮ヶ瀬ダム建設に伴い、1986年に現在の場所に移転した。ピーク時は141人の児童がいたが、ダム建設に伴う住民の移転で減少。3月時点で児童は2人となっていた。

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