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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2024.08.16

厚木税務署の第61代署長に就任した
中村 正人さん
水引在勤 57歳

笑顔たやさず、誠実に

 ○…設立77年目を迎える厚木税務署の署長に就任して約1カ月が経った。厚木は初めての土地だというが、早くもあつぎ鮎まつりや飯山温泉にも足を運んだ。地域の印象をたずねると「関係団体の方々はエネルギッシュであたたかい方たちが多い」とにっこり。就任のあいさつでは職員に「笑顔と丁寧な対応で、信頼される職員になることを目指してほしい」と伝えた。

 ○…千葉県千葉市の出身。幼少期に両親、妹と房総半島へ海水浴に出かけたのは良い思い出だ。根っからの野球少年で、中学まで守備の要としてショートを任された。高校に入ると、社会勉強も兼ねて複数のアルバイトに挑戦。酒屋で働いた時には「75キロの酒瓶を肩に担ぎ、5階までの階段を上り下りした」と懐かしむ。

 ○…職場で知り合った妻と結婚し、3人の子どもの父親。休日は家族で入会しているフィットネスクラブへ足を運び、「汗を流すのが一番のリフレッシュ」とさらり。高校野球を観るのが楽しみで、甲子園球場で観戦することもしばしば。取材中は親しみやすい笑顔が印象的だったが「不正な納税者には厳しく対応していく」と引き締める場面も。笑顔と誠実さで、「笑顔で開かれた税務署」を目指す。

 ○…税務署職員を志したきっかけは、高校生の時に観た映画「マルサの女」だ。「こんなかっこいい職業があるんだと衝撃を受けた」。高校卒業後、税務大学校に入学。憧れた調査の仕事にも携わり「調査先の経営者の方々から学ぶこともたくさんあった」と振り返る。1〜2年で異動することが多い税務署で、大切にしている考えがある。「大半の方とは二度と会うことがない。だからこそ丁寧に接し、一期一会を大切にしたい」

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