厚木市三田在住の依田琉音さん(20)が、米国アリゾナ州でこのほど開催されたワールドヒップホップダンスチャンピオンシップに出場し、ミニクルー部門で60チームの中から2位に輝いた。
各国の予選を勝ち抜いた代表が集う世界最高峰のダンス大会として知られ、依田さんは3人1組で踊るミニクルー部門に出場。国内予選を3位で通過して世界大会への出場権をつかんだ。
バク宙などのアクロバティックな要素を取り入れ、目まぐるしくテンポが変わる曲に合わせて息の合ったダンスを披露。観客を飽きさせない構成で会場を盛り上げた。日本代表がミニクルー部門で準優勝するのは今回が初という。
8歳でダンスを始め、同大会への出場は小学4年生で初挑戦以来8度目。2021年には他部門でも世界2位を獲得したこともあり、「当時はオンライン開催だったので、実際の会場で踊ることができて楽しかった。表彰台に上がれたことは本当にうれしい」と振り返る。
厚木市文化会館の40周年記念フェスティバルに出演経験を持つほか、ダンスを始めたころにはあつぎ鮎まつりでもダンスステージに上がるなど、市内でのパフォーマンスも思い出深いという依田さん。「体ひとつあれば誰でもできるのがダンスの魅力。言葉が通じなくても、音楽と踊りで分かち合える」と語る。
現在は講師や振り付けの仕事をこなしながら、自身のダンスの腕を磨いている。世界2位という結果には満足しているが、「次はもう一つ上の表彰台を狙いたい」と意気込んでいる。
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