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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2024.10.04

「ワールドヒップホップダンスチャンピオンシップ」で準優勝を果たした
依田 琉音(りゅうと)さん
厚木市三田在住 20歳

踊り一貫、世界を股にかけ

 ○…祈るような気持ちで審査結果を待つ緊張の時間。自分たちのチーム名が呼ばれると喜びが爆発した。ダンスのオリンピックとも称される世界大会「ワールドヒップホップダンスチャンピオンシップ」で、3人1組のミニクルー部門に出場し準優勝。「大勢の観客を前に踊ることができて本当に楽しかった。結果がついてきてうれしい」と、仲間と手にしたシルバーメダルをアリゾナの地で誇らしげに掲げた。

 ○…幼い頃から患っていたぜんそくを緩和するため、小学2年生で始めたヒップホップダンス。4年生になると、コナミスポーツクラブの選抜チーム「KONAMI J.B.STAR」のメンバーに抜擢され、10歳で世界大会のステージに立った。コロナ禍の2021年にはオンライン方式で行われた同大会で世界2位を獲得するなど、これまでに8度の出場経験を持つ。

 ○…ダンスを始めて間もない頃はあつぎ鮎まつりのダンスイベントにも出演したほか、厚木市文化会館の40周年記念フェスティバルでも踊りを披露するなど、市内でのパフォーマンスも印象深いという。「荻野や清川村の自然が大好きで」と、中学生の頃は友人と自転車で厚木中を走り回るなど、「思い出がたくさん詰まった厚木はホームのような場所」と屈託のない笑顔を浮かべる。

 ○…今年1月には、アメリカの人気ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」の来日公演にバックダンサーの一員として参加。さいたまスーパーアリーナに集まった4万人の観客を前に踊る機会にも恵まれた。将来は「海外でワークショップを開けるようなダンサーになって、自分のダンススタジオをオープンできたら」。弱冠二十歳のダンサーが見据える将来像は明確だ。

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