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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2024.10.18

11月10日に開催するダンスイベント「SYNERGY」を企画した
荒井 直樹さん
厚木市戸室在勤 35歳

「やってみたい」と、心躍る

 ○…音楽が鳴り響くスタジオに入ると、全力の笑顔で迎えてくれた。ダンススクール「FUN DANCE STUDIO」の代表を務め、子どもたちを中心にダンスの魅力を伝えている。スクールを運営する中で「ダンス業界全体を盛り上げたい」と、市内のスクールに声を掛けて新たなダンスイベントを企画した。「参加者が楽しみ、ダンスを好きになるようなイベントにしたい」と胸を高鳴らせる。

 ○…ダンスを始めたのは高校3年の夏。テレビで見たストリートダンスパフォーマンスにひと目惚れし、「自分もやってみたい」とすぐさまスクールに通い始め、大学ではダンスサークルを立ち上げた。友人と一緒にキャプテンを務め、15人ほどの仲間とダンスに明け暮れた。思い出すのは3年時の自主公演。200人の観客が詰めかけ、「会場予約、音響、照明。自分たちでやり切った経験は宝物になった」

 ○…妻田で生まれ育った。子どもの頃から活発な性格で、小学2年から高校3年までは柔道に打ち込んだ。大学卒業後は福祉用具の会社に勤めるも「もう一度ダンスに携わり、将来は自分のスタジオを持ちたい」と、25歳でダンススクールの会社に転職。そこでスタジオ運営などを学び、今年3月に生まれ育った厚木で念願のダンススクールをオープンした。

 ○…大学時代、ともにキャプテンとして活動した妻とは24歳で結婚。「転職の際に背中を押してくれた妻には感謝しかない」。2人の子育てにも奮闘し、今年度からは小学校のPTA会長に。「前会長から話を聞いて必要性を感じ、やってみたいと思った」。取材中、子どもたちが笑顔で歩み寄ってくる場面も。「みんなに楽しんでほしい」という思いに、引きつけられるのだろう。

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