戻る

厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2025.06.27

厚木市自治会連絡協議会の会長に就任した
山本 智明さん
妻田東在住 71歳

笑顔と絆を大切に

 ○…市内213の単位自治会で組織される厚木市自治会連合会の会長にこのほど就任した。地域の社会福祉向上、文化・スポーツの振興、安心安全なまちづくりが、活動の3つの柱。中でも「自治会は防災においての共助の要です。自助を促す役目も担っていきたい」と力強く話す。その先駆けとして、大規模災害時に必要な携帯トイレの普及促進を市と連携して取り組むことを決めた。

 ○…北海道生まれ。設計事務所への就職を機に厚木へ来て、半世紀近くが経とうとしている。「人と関わるのが好き」と、自治会はもちろん、PTAでは会長を務め、青少年指導員や保護司なども経験した。「やってやる」という気負いは無く、活動を通じて地域の子どもたちが成長する姿を見るのが楽しみ。活動を通じて多くの人に助けられ、紡がれた「絆」が活動を続ける原動力だ。

 ○…「自治会は『顔が見える横の繋がり』。緩やかだけど確かにつながっている。それが良い関係です」と微笑む。自治会加入率の低下が喫緊の課題。魅力を発信し、アピールするため、今年から鮎まつりのパレードにも参加、また花火も打ち上げる予定だ。「今はSNSで何でも情報が取れる時代だが、自治会は地域住民が共に生きて支え合う場。待つだけでなく、私たちも変わる事が大事」と笑顔で話す。

 ○…30代で独立し、今も現役で事務所を構える。仕事一筋で「昔やっていたギターも弾けなくなっていた」と笑う。厚木の街には自分が関わった建物も多く、それを見るのも楽しみだ。現在は娘さんも仕事を手伝うが、70歳を超え、緩やかに店じまいも考えているところ。「いろいろなことに恵まれた。これからも交流と親睦、笑顔と絆を大切にしていきたい」と微笑んだ。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

厚木・愛川・清川 人物風土記の新着記事

厚木・愛川・清川 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS