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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2025.07.04

中津小3年生
足を運んで、昔を学ぶ
愛川町で体験学習事業

  • 氷で冷やす冷蔵庫を紹介する岩田学芸員

 愛川町では、町立小学校全6校の小学3年生を対象に、社会科授業の一環として、「懐かしの学び舎」体験学習事業が実施されている。

 この事業では、現在も半原小学校の敷地内にある「懐かしの学び舎」のほか、「愛川町郷土資料館」「古民家山十邸」を児童が訪問。町郷土資料館の学芸員が講師を務め、昔の道具の進化や生活、仕事について理解を深めることにしている。

 6月23日には中津小学校の児童が「学び舎」と「郷土資料館」を訪問。学び舎では、昭和初期に使用されていた炭火式アイロンや氷で冷やす冷蔵庫などが紹介され、生活道具の進化について学んだ。また、より糸業発展の基礎となった木製の「八丁式撚糸機」も見学。昔の人々の生活や仕事への理解を深めた。

 授業を受けた児童からは、「昔の道具を色々知ることができて、うれしかった」「昔は氷を買って物を冷やしていたことを初めて知った」「電気があることを当たり前だと思っていた」といった感想が聞かれた。

 講師を務めた岩田慎平学芸員は、「これからの時代は人が道具を進化させるだけでなく、AIがものを考える時代になる。暮らしがどのように進化を遂げるのか、昔の人々がどのように道具を進化させ、暮らしを便利にしてきたのかという、今日学んだことを、これからの生活や学びに役立ててほしい」と児童に呼び掛けていた。

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