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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2025.08.22

第62代厚木市議会議長に就任した
瀧口 慎太郎さん
厚木市長谷在住 46歳

原点は父の背中

 ○…「スピード感と実行力を持って、議会改革を進め、行政と力を合わせ市民の安心安全を守りたい」。8月7日の市議会第5回会議で第62代議長に就任し、28人の議員による議会運営を担うとして気を引き締める。高校生への議会報告、中学生議会など開かれた議会をめざす厚木市議会の議長として「小学生にも議会に足を運んでもらえる環境を整えていきたい」と笑顔で話した。

 ○…生まれも育ちも長谷。子どもの頃、大和市役所に勤めていた父が大和で手掛けた朝市に一緒に行ったことがある。「人のために汗を流す父の背中が、思えば政治の原点だった」と話す。紹介を通じて25歳で県議会議員の秘書となり、そこでも学んだのが人と人との繋がりで仕事が前に進むこと。「政治家は一人では何もできない、市民や行政との関係が大切だと感じた」という。

 ○…東日本大震災があった2011年に32歳で初当選。活動の原動力となったのは小学校の恩師の言葉「命はひとつ」だった。「子どもの頃はピンとこなかったが、大切にしてきた言葉。人生を重ねることで少しづつ理解ができた」と当時を振り返る。議員活動のなかでも自身の重要な部分だとし、「未来を担う子どもや、高齢者など社会的弱者を守り、市の経済発展を考えていきたい」と力強く話した。

 ○…休日は家でゆっくり、時間があればスポーツ観戦。食事が楽しみのひとつで、独身時代は母の作る「おふくろの味」、今は健康管理をしてくれる妻の食事が「何よりの楽しみ」と笑う。4期目も中盤、市民からの「ありがとう」の言葉が活動の一番の幸せ。「人との出会いは一期一会。人生の決断を無駄にせず、自分に与えられた時間を大切に厚木の未来を拓いていきたい」

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