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厚木・愛川・清川 意見広告

公開日:2025.09.26

議会報告9月定例会
”多死社会”について
厚木市議会議員 市民福祉常任委員長 奈良なおし

◆多死社会

 我が国の社会では、死は忌み嫌われ、公に話すことを避けるべきこととされがちですが、間違いなく到来する課題から目を背けてはならず、少子高齢化から高齢社会、超高齢社会と続き、後に間違いなく到来する「多死社会」について議論のテーマとしました。

 残された家族にとっての課題は【1】葬儀【2】遺品整理【3】相続【4】手続きの順で其々に課題があります。

◆厚木市斎場

 厚木市斎場では現在6基の火葬炉がありますが、最大8基まで増設が可能です。市では火葬需要のピークを2030年代後半から2040年頃と見込んでいますが、近年、火葬待ちの状況を耳にすることが多くなったことから、【1】火葬炉の増設、【2】大型遺体保管庫の設置の2点を要望いたしました。

◆ごみ処分について

 遺品整理で出るゴミは家庭系一般廃棄物として厚木市のルールに従って分別・処分するか、遺品整理業者や不用品回収業者に処理を依頼するのが一般です。一方、事業を営んでいた場合、事業系ごみとして産業廃棄物処理等が考えられますが、判別が難しいケースが多く、原則は用途により判断されますが、遺品整理に限って資源ごみ等は柔軟な対応が必要です。

◆法定相続情報一覧図

 相続人が、戸籍謄本などの資料を揃えた上で、法定相続情報一覧図を作成し、法務局へ申請すると法務局が証明してくれるものであり、銀行等に書類の束を持ち込まなくても良くなるものであり、活用が期待されますが、作成支援が今後の重要なカギとなります。

◆エンディングノート

 遺族にとって財産内訳の有無で大きな違いがあります。エンディングノートは公民館等に配架されていますので、『元気なうちに記すこと』が重要です。成年後見制度のワンストップ窓口設置を要望いたしました。

奈良なおし事務所

厚木市林2-1-48

TEL:046-210-8881

http://www.nara-naoshi.com

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