厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2025.10.03
神奈川県土地家屋調査士会県央支部長を務める
川口 正さん
厚木市寿町在勤 45歳
家庭も仕事も笑顔を優先
○…「時代に合わせ変えるべきところは変え、守るべきは守る。若手が挑戦できる支部づくりに力を注ぎたい」とリーダーシップを発揮する。土地の表記や測量、建物の登録や登記などを専門に行う土地家屋調査士として、厚木市で事務所を構える。元々父親が土地家屋調査士や司法書士だったこともあり、高校生の頃には自身が独立するためには資格が不可欠と考え、専門学校に通い勉強。22歳で念願の国家資格を取得した。
○…土地家屋調査士は土地の境界などデリケートな一面を持つ。そのため最新の3Dレーザースキャナーを取り入れ、効率的で正確な測量や登記サービスを提供することを心掛ける。職場は平均年齢34歳の若いチームで、活気あふれる雰囲気が自慢だ。「自分のことより相手の笑顔を優先する。そんな気持ちを仕事でも家庭でも心掛けています」と胸を張る。
○…サーフィンが趣味。朝「ひと乗り」してから仕事に向かう日もあるとか。若い頃はバックパッカーとして世界を放浪。オーストラリアには1カ月滞在し、波乗りを楽しんだ。目標としてきた30歳での独立を果たし、伴侶にも恵まれた。夫人は行政書士の資格を取得し、2人の子どもを育てながら、二人三脚で家庭を支える。登山も好きで、この夏もテントを背負って家族皆で北アルプスの唐松岳へ。「自然が私のリフレッシュです」と笑顔を見せる。
○…同支部では、10月11日と12日に土地や建物などに関する市民らからの悩みを聞く「よろず相談会」を開催する。「地域の皆さんが安心して暮らせる土地や建物の基盤づくりが私たちの仕事です。必要とされる存在であり続けるために、これからも元気に楽しく仕事に挑戦していきたい」と力強く話した。
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