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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2025.10.17

オールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス2025で上位入賞した
大坪 高広さん
厚木市まつかげ台在住 52歳

まだまだ進化したい

 ○…地元のフィットネスジムに通い始めて4年、独学で鍛え続け、今年は昨年の12位を越える5位入賞に「うれしいけどまだ上がいる、まだ満足はしていない。悔しさも半分です」と苦笑い。鍛え上げた肉体美とそのバランスを競い合うフィジーク競技。シード権を獲得した今年、「来年は全国3位以上の成績を出して世界大会に出場したい」と力強く語った。

 ○…飯山生まれ。小学校から高校まで野球を続け、「鍛えた体力を人のために使いたい」という思いで消防学校へ。入職した年から救助隊に配属となり、さまざまな災害現場に出動した。隊長も務め、常に心がけてきたのは要救助者を「自分の家族だと思って接すること」。また「災害現場に出た部下を家族の元に無事に返すこと」。50歳で救助隊を降り、現在は睦合分署第一中隊で消防隊に勤務する。

 ○…ジム通いは、娘さんがジムで働いていたのがきっかけ。「50歳までジム通いが続いたら大会に出よう」と思い、YouTubeなどを参考に独学で学び続け、初めて出た大会で県大会を勝ち抜き、全国大会まで出場した。「ステージに立つとワクワクした」と当時を振り返る。また応援に来てくれる娘さんたちの声援がうれしい。今ではジム仲間も増え、「新しい知り合いが増えました」と笑う。

 ○…日々の訓練とは別に、ほぼ毎日、多ければ1日に2回ジムに通う。休むと「他の人が頑張っているのに」と心配になるという。食生活にも気を使い、日々の食事は自ら作る。また厚木消防の野球部監督、地元飯山のチームで野球も続け、自身も試合に出るが「筋肉がついてボールが投げられない」と笑う。「歳を取っても進化できる。今が人生で一番いい筋肉です」と笑顔で話す。

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