厚木・愛川・清川 社会
公開日:2025.11.21
川崎市航空隊と合同訓練
厚木市、愛川町消防本部
厚木市消防本部と川崎市消防局航空隊は11月10日と11日に、丹沢山間部での事故・災害を想定した合同訓練を厚木市七沢などで実施した。この訓練は、丹沢山系を管轄する厚木市消防本部が、迅速・的確、効果的な救助対応を実現するため、県下消防相互応援協定に基づき定期的に行っているもの。
同訓練には消防職員・航空隊員ら45人が参加し、ヘリコプターでの要救助者の収容、情報伝達、救急隊への搬送手順などを確認した。訓練は旧七沢弁天の森キャンプ場で行われ、航空隊と地上部隊が連携し、機体誘導や担架などの資器材の確認、航空救助における合図、指揮体制などを入念に確認した。その後、ぼうさいの丘公園へ移動し、発煙筒を使った着陸誘導や要救助者の引き継ぎ訓練を行った。
訓練に参加した厚木市消防本部の坂田航さんは「機体が近づくにつれ風も強くなるため、安全管理に十分な注意を払って取り組んだ。今回明確になった課題を全体で共有し、万が一に備えたい」と話した。
山林火災に備えて
愛川町消防本部でも11月18日、川崎市消防局航空隊と「航空機特別応援に係る合同訓練」を愛川ふれあいの村で実施した。これまでも共同で救助訓練などを行ってきたが、今回は38人が参加。山林火災対策として、ヘリの誘導や無線交信、消火への対応、ファイヤフレックスタンクを使用した給水と散水訓練などが実施された。愛川町消防本部の伊従丈二署長は「災害に対しては準備が重要。今後も継続して訓練を実施していきたい」と話していた。
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