日向薬師・宝城坊(内藤京介住職)の宝殿で、来年1月31日(月)まで特別展覧会が開催されている。期間中は木造薬師如来坐像や木造阿弥陀如来坐像をはじめとした、国指定重要文化財などがライトアップされている。
同展覧会は、文化庁の補助事業である、文化資源活用推進事業費補助金(日本博を契機とする文化資源コンテンツ創生事業)を活用して開催されているもの。日本博は、2020東京オリンピック・パラリンピック開催によるインバウンド(外国人観光客)の拡大を見据え、日本の美や伝統文化の魅力を日本全国を舞台に世界に発信していく文化庁の事業。同展は一昨年に初開催され、1600人が来場。20人の外国人観光客が訪れた。
昨年はコロナ禍で中止し、2年ぶりに開催した今回の展覧会。宝殿に収蔵されている仏像群を、赤、青、黄など、6色の照明でライトアップ。仏像の細かい表情まで鮮明に見ることができるなど、幻想的な空間を演出している。またインバウンドに対応するため、日本語と英語併記のパンフレットを配布。新型コロナウイルス対策として、英語の通訳との接触を避けるため、日英2カ国語の音声ガイドを新たに4台設置した。
市教育委員会教育総務課の担当者は「8件の国指定文化財が収蔵されていることをこの機会に知ってほしい。海外にも発信していきたい」と話している。また市ホームページに特設サイトを開設し、英語ガイドも聞けるようになっている。
観覧時間は午前10時から午後4時。拝観料は300円(中高生200円、小学生100円)。12月20日(月)から1月10日(月)はライトアップは休止。12月27日(月)から31日(金)までの期間以外は一般参拝は可。
問い合わせは同課【電話】0463・74・5109へ。
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