伊勢原 人物風土記
公開日:2026.04.10
宝城坊神木のぼり保存会の会長として初めての例大祭を迎える 秋山 良次さん 日向在住 69歳
伝統次代へ「英雄(ヒーロー)」支えて
○…「日向にすごい祭りがあることを、多くの人に知ってほしい」。伊勢原の春を彩る「日向薬師春季例大祭」のハイライト「神木のぼり」を仕切る保存会の会長に、昨年7月に就任。以前は、自身も高さ5メートルの神木に登り、祈願文を読み上げる「登り手」として10年間、日向の空から五穀豊穣と家内安全を祈り続けてきた。
○…石材店を営む家に生まれ、日向の山々は幼少期からの遊び場だった。神木のぼりは江戸末期まで盛んだったが、明治の廃仏毀釈などで一度は途絶えたが1974年、父らが復活させた。「父が登る姿はずっと見てきた。自分がやることになるとは思っていなかったけれど、周りに背中を押されてね」。25年前、父が他界後に保存会に入会。責任の重さを感じながらも伝統を次代へつないでいる。
○…パラリンピック競泳の金メダリスト、秋山里奈さんの父としても知られる。娘の自立を信じ、可能性を広げるために奔走した日々は、自身の仕事や地域活動の原動力にもなった。「自分は教育熱心じゃない」と謙遜するが、娘が道を切り拓く姿を誰よりも誇りに思っている。
○…現在、保存会は20代から60代まで10人のメンバーが活動。「伝統を重んじつつも、今の時代に合わせて無理なく続けていけるバランスが大事」。キャラクター「しゅげんちゃん」の発案に関わったり、クラウドファンディングを検討したりと、アイデアマンの一面も。地元の仲間と協力し「やってる側が楽しくないと続かない」と笑う。「最後に祈願文を読み上げる姿は、ある意味でヒーロー」。その「ヒーロー」を次々と生み出し、日向の里に活気を取り戻すため、今日も仲間と共に神木を見上げている。
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