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伊勢原 文化

公開日:2026.07.31

「さんげ、さんげ、六根清浄」 お花講が夏山の安全祈願

  • 解錠し石段を上っていく様子(写真上)/登拝門を開ける瞬間(下段左)/神職によるお祓いを斎行

    解錠し石段を上っていく様子(写真上)/登拝門を開ける瞬間(下段左)/神職によるお祓いを斎行

 大山山頂へ続く登拝門の鍵を開け、夏山登山の開始を告げる伝統行事「夏山開き」が7月27日、大山阿夫利神社(目黒仁宮司)で執り行われた。

 かつて大山の登拝門は夏山期間である7月27日から8月17日以外は固く閉ざされていた。この期間以外は山頂への登拝は禁止され、女人禁制でもあったという。その後、1965年に大山が国定公園に指定されたことで、「年間を通して」登山ができるようになった。

 登拝門の鍵は江戸元禄年間から東京日本橋の「お花講」が任され、現在もその関係者が門を解錠する儀式を続けている。

 この日は44人が参加。神職によるお祓いを受けた後、門の鍵を開け、「さんげ、さんげ、六根清浄」と唱えながら石段を登り、夏山の安全を祈願した。

 1997年からお花講の講元を務める大野泰昭さん(74)は「今年も門を開けることができてうれしい。私をはじめ、講も高齢化している。300年紡いできた歴史を、次の世代へつなげていくことが大切」とし、「戦争が多い昨今、平和な世の中の訪れも祈った」と語った。

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