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伊勢原 社会

公開日:2026.10.23

山王中1年石塚大賀さん パラアートTOKYOで入選 自画像作品で世界に挑戦

  • パラアートTOKYOで入選 (写真1)

  • NBA試合会場でのラドミラさん=本人提供

    NBA試合会場でのラドミラさん=本人提供

 伊勢原市立山王中学校1年の石塚大賀さんの作品「スペシャルアーティスト」が、障害者アートの国際展「2026パラアートTOKYO 第13回国際交流展」で入選した。世界20カ国以上から寄せられた1121点の応募作の中から、厳正な審査を経て選ばれた約200点の中に名を連ね、9月30日から10月4日まで東京芸術劇場ギャラリー(豊島区)に展示された。

 今回入選した大賀さんの作品「スペシャルアーティスト」は、将来「絵本作家」を目指す大賀さんが初めて挑戦した自画像だ。日頃ノートに描いている独自の画風を活かし、「スペシャルアーティストにする!」と自らタイトルを決め、集中して描き上げた思い入れの深い一作。

 入選の通知が届いた際、大賀さんは母のつかささんとハイタッチをして抱き合い喜んだそう。その後の最終審査では、普段コンテストの結果をあまり気にしない大賀さんがカレンダーを眺めながら発表日を心待ちにする姿も見られたという。惜しくも賞の受賞には届かず落胆する様子も見せたが、つかささんは「悔しい、残念という感情を表に出せるようになったこと自体に、本人の大きな心の成長を感じてうれしかった」と振り返る。

 また、SNS(Instagram)で作品を公開すると「元気をもらった」「生きる勇気が湧いた」といった称賛や応援のメッセージが世界中から殺到。閲覧数は3000回を超え、賞の有無を超えて多くの人々の心を動かす経験となった。

海を越えるアートマイアミでも話題に

 大賀さんの作品が生み出す「ご縁の輪」は、前回の本紙掲載(8月28日号)以降、さらに広がりを見せている。

 大賀さんとコラボレーションを行うアメリカ・マイアミの海洋保護団体「hART Ocean Foundation」(ミシェル代表)を通じ、9月19日にマイアミビーチで開催された海岸クリーンアップイベントの特設ブースに、大賀さんの描いた「SHARK+WHALE」のTシャツが展示された。会場ではボランティアや参加者たちが、日本にいる大賀さんへ向けてTシャツへたくさんのサインや温かいメッセージを寄せた。

 さらに、このイベントに参加していた国際的に活躍するオペラ歌手・作曲家・ファッションデザイナーのラドミラ・ロリーさんとの出会いも。ラドミラさんは大賀さんのTシャツを着用し、NBAマイアミ・ヒートの試合会場で「日本の13歳の男の子タイガ」として大賀さんの思いや作品を紹介する動画を撮影。自身のInstagramトップに掲載するなど、大賀さんの描いた絵が、マイアミの第一線で活躍するアーティストや現地の人々へとつながり、海洋保護の思いとともに世界へ発信されている。

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