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横須賀・三浦

公開日:2011.12.02

紅葉前線は今どこに
天候不順で成長に影響

  • 海から離れている大矢部も塩害被害を受けた

 大矢部にある市営公園墓地は市内屈指の紅葉観賞スポット。本来であれば11月中旬以降、園内遊歩道沿いは鮮やかに色づき始め、見頃を迎えたであろうモミジ。しかし、シーズンを過ぎても濃い緑色の葉を残していたり、葉先が枯れていたりと木々には様々な異変が見られている。



 同公園の管理事務所は「11月中旬過ぎても紅葉の条件となる急激な温度変化が生じず、例年より2〜3週間ほど遅い色づきとなった」と話している。



 また、枯れた原因として「今年9月の台風15号で、大量の潮風が長時間吹き付けたことによる塩害被害。葉に付着した塩分が成長を妨げてしまったのでは」と話すのは、くりはま花の国の担当者。「青々と残る葉も寒暖の差が広がれば、紅く色づく可能性もある」とと話しており、度重なる天候の不順を指摘した。



 これらの現象は内陸部を含めた市内各所に発生しており、潮風に耐性のない木々に多く見られるが、新しい葉が芽吹けば今後の木の生育には問題ないようだ。



 元々、温暖な気候で紅葉時期は比較的遅めな横須賀。しかし、今年の紅葉は塩害被害を免れた木だけとなりそうだ。

 

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