市内の新成人 4374人が門出 ツイッターで参加呼びかけ
二十歳の門出を祝う、「新成人のつどい」が今月9日(月・祝)に横須賀アリーナで開かれる。今年の横須賀の新成人数は昨年の4425人から51人少ない4374人。ピークだった平成5年と比べ約半数にまで落ち込んだ。
平成5年の8893人を境に年々ゆるやかに減少が続き、今年は昨年を51人下回り、この23年での最低数を更新した。平成23年10月の住民基本台帳登載によると世帯数は増えているものの、15歳から64歳までの人口数の増減率は上がっておらず、10年後の平成33年に成人式を迎える現在10歳の市内人口は3794人と4000人台を割り込み、更なる減少が予測されている。
一方で昨年、成人式のあり方が見直され、新成人世代で1から作り上げるイベントに路線変更して2回目。昨年が初めての挑戦で来賓招待や飲食の提供が簡素化されたにもかかわらず、特に大きな混乱もなく、同窓会のような参加のしやすさや親しみある企画内容が出席者にはおおむね好評だったという。
同つどい実行委員会は少しでも出席者を増やそうと新しい試みとして案内状送付だけでなくツイッターなどの情報ツールを使い、積極的に情報を発信しながら当日の参加を呼びかけている。(ツイッターアカウントTudoi2012)
20年前はどんな年?
新成人の生まれた20年前(平成3年4月2日から平成4年4月1日)の横須賀はどんなことが起こっていたのだろうか。
まず平成3年4月、住友重機械工業跡地に「ショッパーズプラザ横須賀」が開業。大型ショッピングモールのオープンは前年7月に解体されたEMクラブに代わる汐入地区再開発の新たなシンボルとなり、多くの買い物客で活気が戻ってきた。また、米海軍の空母インディペンデンスが先代のミッドウェイに代わって横須賀港へ配備されたのもこの年。当時の国会で入港反対・中止の請願が出されたこともあり、世論の注目を集めた。
また、市内にある木造建築校舎として唯一残っていた長浦小学校は、施設の老朽化や教育設備の充実化などを理由に、地元住民に惜しまれつつも取り壊しが決定。校舎の建て替えをおこない、安針台に移転した。
その他国内の話題では秋篠宮眞子さまが誕生され、世間はお祝いムード一色で賑わい、『SAY YES』や『ラブストーリーは突然に』などのドラマ主題歌が次々にヒット、記録的長寿の双子姉妹きんさん・ぎんさんが一躍有名人となり、「きんは100歳、ぎんも100歳」というフレーズが流行語となった。
しかし、日本経済はそれまでの好景気から一転、バブル景気が少しずつかげりを見せ始め、株価や地価の高騰と下落の変動が顕著となるなど平成の大不況へ突入していった年だった。
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