高校サッカー関 東 大 会 横須賀勢が県代表の座 三浦学苑(男子)と湘南学院(女子)
今週末の2日から栃木県で開かれる高校サッカーの関東大会に神奈川県代表として男子は三浦学苑、女子は湘南学院が出場する。三浦学苑は創部33年目にして初の県代表。湘南学院は同大会で上位4校に入ればインターハイ(全国高校総体)出場が決まる。
33年目の快挙
県予選の準決勝で過去に苦杯を喫している宿敵川和を5-0で破った三浦学苑だったが、藤沢清流との決勝では攻撃陣が攻めきれず0―2で敗れ、2位で県代表の座を掴んだ。
昨秋の全国高校サッカー県予選で準優勝となったメンバー9人を主体にしたチームは、豊富な経験が武器。
県の選抜チームに招聘されたこともある木村哲太、宮坂瑠、野村徹の3選手が攻守の要となって試合をリードしている。
米山稔総監督は「パスをつないで相手に切り込む”三浦のサッカー”の質は一段と高まっている。創部以来の初代表に喜びを感じる」とコメント。関東大会で結果を残してインターハイ、全国選手権につなげたいと意気込んだ。
同校では、3年前に完成したナイター照明を備えた人口芝グラウンドに、先の準優勝効果も手伝って今年は新入部員58名が入部。総勢120名を超す大所帯となり、名実ともに県内屈指の強豪校として存在感を増している。
1つ勝てば
今年からインターハイの正式種目となった女子サッカー。湘南学院は先の関東大会予選で、藤沢清流を延長戦の末に撃破し、初優勝を果たした。
関東大会は初戦で山梨県代表・日本航空高校とぶつかる。ここで勝利すれば、晴れて全国の大舞台への切符を掴むことができる。
木村みき監督は「昨年の試合では3-1で勝利している相手だが、強豪校だけに苦しいゲーム展開が予想される。気を引き締めて全力で試合に臨みたい」と力強く話した。キーマンとなるのは、キャプテンでゴールキーパーの都倉瑠里と攻撃の要で県予選で決勝弾を決めた浦島里紗の両選手。堅守と鋭い攻撃力の均整に定評があるチームを2人が牽引する。
同校は、なでしこジャパンの近賀ゆかり・矢野喬子選手を輩出した女子サッカーの名門。そのプライドにかけて全国の頂点をめざす。
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