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横須賀・三浦 トップニュース

公開日:2012.08.10

三浦学苑 初出場で初優勝
高校総体サッカー
テッペン掴んだ

  • 優勝杯を手にして応援スタンドに駆け寄る選手ら(写真提供=三浦学苑)

 全国高校総体(インターハイ)男子サッカーで三浦学苑が初出場で全国制覇の快挙を演じた。横須賀勢の優勝は初めて。メンバーの半数以上を市内出身者が占めるという地元色が強いチーム。学校近くの衣笠商店街では、早くも勝利を称える横断幕を準備したほか、横須賀市も選手によるパレードなどを計画している。



 今月4日に長野県松本市で行われた決勝戦。三浦は対戦相手の武南(埼玉)を2-1で退け優勝を決めた。



 大会前にチームが掲げた目標は「8強入り」。初戦の徳島商業(徳島)は相手を徹底的に研究した成果が実り全国大会初勝利。2回戦の市立一条(奈良)では後半終了間際までリードを許したが、ロスタイムで2得点をあげる大逆転劇で勝利をもぎ取った。チームはここから勢いづいた。3回戦の前橋商業(群馬)をPKで制し、準々決勝戦で名門静岡学園も撃破。準決勝戦の立正大淞南(島根)もPKで降し、よもやの決勝戦進出を果たした。



 同校の米山稔総監督は「一試合ごとに選手がたくましく成長を遂げた。チームの結束力も強まっていた。想像以上の出来」と選手の活躍を称えた一方で、学校や保護者の応援にも感謝したいと話した。



”連戦対策”が奏功



 個人技・総合力で勝る強豪校を相手に伍して戦えたのは、「走り負けないサッカーを貫けたことが大きい」と米山総監督は分析している。これには三浦の”連戦対策”があった。猛暑の中での試合は著しい体力低下を招くことになる。三浦では普段から練習後にプールでクールダウンを行う身体ケアを採用しており、大会期間中も試合後にはプールに直行、筋肉に疲労を蓄積しない独自の対策を実践した。これが想像以上の効果をもたらした。このほかにも専属トレーナーを帯同させるなどして、選手の身体ケアには細心の注意を払った。



 三浦の活躍に地元も祝福ムードとなっている。吉田雄人市長は今月4日、自身の活動ブログの中で、三浦の優勝の報を喜びながら、「陸上女子800メートルで平野綾子さん(横須賀高)も全国優勝を飾った。両校とも衣笠に立地しているので、衣笠商店街をパレードしたい」とのコメントを発信している。

 

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