自転車競技 世界選手権を駆け抜ける 木下智裕さんU−23に出場
市内本町出身の自転車レーサー木下智裕さん(21)が、オランダで開かれている「ロード世界選手権自転車競技大会」のU―23(23歳以下)に、日本代表として出場する。現在、ロードレースの本場フランスに拠点を置き、「ツール・ド・フランス」出場を目標に掲げる木下さん。今大会、「日本人でも世界を相手に闘っている強さを見せたい」と意気込んでいる。レースは明日22日。
木下さんは、自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」出場をめざす日本チーム「エキップアサダ」に所属し、その強化選手として活動。現在は派遣先のフランス「G.S.C.ブラニャック」チームに身を置く。
18歳で単身飛び込んだ本場フランスでは、アマチュア2部からのスタートだったが、レースで勝利を重ね、昨年1部に昇格した。夢の舞台へ向け、着実に進化を遂げている。
今年2月には、マレーシアで開催された「第32回アジア自転車競技選手権大会」のU―23に、日本代表として出場。個人ロードレース(128キロ)で初優勝を果たし、アジアの頂点に立った。
JCF(日本自転車競技連盟)は8月、ロード世界選手権の日本代表選手団を発表。U―23には、木下さんを含め4人が選出された。2月のアジア選手権以降、この世界選手権に照準を合わせてレースやトレーニングに臨んでいた木下さん。だが、「ヨーロッパでトップになる」という将来的な目標が、日本代表に選ばれたことだけで満足させなかった。
「なぜ一人でフランスのチームに入り、エリートカテゴリーのレースを走っているのか」と自問。その答えは、今回のレースで「結果」を残すことだと考えている。結果とは、トップ15位以内に入ること。強い気持ちと明確な目標をもって、161キロを駆け抜ける。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>