大矢部小×カルビー 「ぼくらの味に投票を」 『サッポロポテト』新味考案
「おかし界に革命を」―。そんなPRチラシが校内で貼られているのは、市立大矢部小学校(平野はるひ校長)。同校6年2組の児童たちは、カルビー株式会社の企画「クラスみんなでサッポロポテトの新商品を作ろう!」に応募し、新しい味を考案。現在、同校を含めて選考に残った4校のうち、1位を決めるウェブ投票が行われている。
応募するきっかけは、「小学校最後の年、歴史に名前を刻みたい」「記念に残るものを作りたい」といった児童の声からだった。そして、ある児童がおやつのパッケージで見つけたのが、この企画だ。
カルビー株式会社では昨年、サッポロポテトの発売40周年を記念して「食べたい味」を考え、保育園や小学校のクラス単位で投票する企画を実施。2回目の実施となる今年は、全国から50校の応募があった。
児童たちは、応募に際して「小学生が好きな味」「食べたことのない、珍しい味」など、周辺にリサーチ。納豆やフルーツヨーグルトなど一風変わったアイデアが出た中、「シーザーサラダ味」で応募。キャッチコピーは『ハイ☆チーズ シーザーサラダ味』。審査の結果当選し、9月にはカルビー社員による出張授業も行われた。ここでは、数あるサンプルの中から試食を行い、実際の味を決めたり、パッケージのデザインを製作するなど商品開発の体験授業も実施された。
学びの世界広がる
「総合学習としてさまざまな体験ができている」と話すのは、担任の長谷川佳子教諭。どんな味が食べたいか、どのような商品名だと買いたくなるか、手に取りたくなるパッケージデザインは…?まさに、実際の商品開発さながらだ。さらに選考に残った4校のうち、ウェブ投票1位の味に選ばれると商品化されるとあって、現在はその広報活動を展開している。学校内に多数のビラを貼ったり、横断幕も用意。地域の商店や市内の小学校にもPRするなど、口コミを利用して投票を呼び掛けているが、この企画の趣旨を上手に伝え、投票に繋げるにはどうすればいいのか―苦戦しながら、学んでいる。「小学生が食べたい味を考えて商品になれば、みんなが喜んでくれて、おかしの歴史に名前を残せる」というのが児童たちの思いだ。投票はカルビーのホームページから、11月6日まで。
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