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横須賀・三浦

公開日:2014.01.31

布1枚で安心の「おんぶ」
”お試しサロン”で体験

  • 兵児帯で母子密着のだっこ

  • ママの「おんぶ」でウトウトしてしまう赤ちゃんも

 「昔ながらの”おんぶ”を子育てに取り入れてほしい」と今月28日、子育てサークルcooingの主催で『おんぶのお試しサロン』が催された。

 「おんぶって赤ちゃんとお母さんが同じ目線になるんですよ」と話すのは、同代表の丹治由美さん。多機能型やキャリー型のおんぶ・だっこ紐がトレンドとなっている今、おんぶ紐や兵児帯(へこおび)で手軽におんぶができる方法を、多くの人に知ってもらいたい、と今回の講座を企画した。

 当日は、親子5組が参加。おんぶ・だっこ紐の専門店『北極しろくま堂』のスタッフや助産師が丁寧に指導し、昔ながらの「おんぶ紐」や1枚の布で作った兵児帯でおんぶ・だっこを体験した。「まだ生後3カ月で動き回ることはないけど、簡単におんぶができれば家事などもやりやすそう」「コツをつかめば、体に負担がなく楽におんぶ・だっこができそう」と参加者たちは充実した時間を過ごしたようだ。

 同サークルは「自然」と「暮らし」をテーマにしたセミナーやイベントを企画、自然災害から赤ちゃんとお母さんを守るためのワークショップなどにも力を入れている。その中で「おんぶ」の良さを再発見した。今回の講座では、シャツと兵児帯を用いた即席のおんぶ紐の作り方も披露。自身も2歳児の母親である丹治さんは「私たちは目的の道具がないと、何もできない世代。身近なものでも代用できることを知ってほしい」と話す。同サークルでは、今後もこうした講座を通じて、防災や自然遊びについて、多くの親子が学べる機会を設けていく方向だ。

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