巨木、大津地域を横断 今夏「御柱祭(おんばしらさい)」横須賀で
神木を人力で運び、社殿に建て五穀豊穣などを祈願する「御柱祭」が8月23日(土)・24日(日)の2日間、大津諏訪神社で行われる。
同祭は『日本三大奇祭』の一つで長野県諏訪地方の伝統神事。前回行われた際は192万人が訪れ賑わいを見せた。人を乗せたまま山の斜面を下る「木落し」が見物で、県内では伊勢原市で行われているが横須賀では初の試みとなる。10年後(平成36年)に大津諏訪神社が御鎮座1200年の節目を迎えることを受け、その前段として岩城純隆宮司が中心となり企画した。
23日(土)は大津運動公園から境内までの約700mを、神木を曳いて移動する「里曳き」をし、参拝・清祓(きよはらい)を行う。24日(日)は境内駐車場で神木を建てる「建御柱」を開始、その後式典が執り行われる。
神輿会(諏訪十神連合)の協力のもと、総代世話人会などで結成した実行委員会が準備を進める。すでに昨年、同祭で切り出される「御柱」の見立てが済んでおり、直径約1m、高さ約12mの木に決まった=写真。初日の早朝、長野県から大津に運び込まれる。岩城宮司は「日本古来の伝統を知る良い機会。信州の文化との融合を通し、横須賀の活性にも繋げたい」と話している。
23日(土)は、各町内の神輿や山車が大津運動公園に集まり神事に華を添える。
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