横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2014.11.14
NPO支援プログラム「のたろんプロボノ大作戦」の中心メンバーとして活動する
沼崎 真奈美さん
浦賀在住
社会人を地域に巻き込め
○…仕事を持つ働き盛りの社会人が、営業やマーケティング・デザイン・システム開発など職業で培った経験やスキルを活かし、NPO団体を支える「プロボノ」。運営上の悩みを抱える団体を側面支援する取り組みで、新しい社会貢献のとして注目を集めている。市内でも取り入れようと奔走するのには理由がある。市民活動が活発な横須賀には7百を超える団体が存在する。「ならば7百通りの悩みがあり、手助けを必要としているはず」。市民活動サポートセンターが橋渡し役を担い、NPOとボランティアを繋ぐ構想だ。
○…なぜ今、プロボノをなのか―。同センターに勤めて8年が過ぎた。これまで多くの団体をサポートしてきたが、資金や人材・広報面の課題を抱える団体を数えきれないほど見てきた。中には活動意欲を持ちながらも、解決策を見出せず立ち行かなくなった人たちもいた。相談できる場所も人もいない。日々の活動に追われ、課題解決は後回しという悪循環を危惧し、「この状況を打開するのはプロボノしかない」と上司に直談判。昨年から事業化に向けた下地づくりが始まった。
○…小学生の時に見た映画「ねむの木学園」がきっかけで、福祉の現場で働く宮城まり子さんに憧れた。大学では社会福祉を専攻したが一般企業への就職を選び、その後結婚。現在は絵本の読み聞かせサークルに所属し、公私にわたって市民活動に携わる毎日だ。
○…来年度から本格実施するプロボノ事業。その試金石として、今月8日に1日限定ワークショップを開催した。支援を必要とする3団体と社会人ボランティアらが膝を交え、課題の洗い出しと問題解決に向けた道筋を話し合った。「両者の評判は上々。手応えを感じました」と晴れやかな笑みで語る。一方で、目下の悩みはボランティア集め。28日(金)には登録説明会を実施するなど、”気軽な地域貢献”として現役社会人の認知を高めていく。
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