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「水道みち」100年の歴史 市民有志が近代化遺産踏査

社会

掲載号:2015年2月27日号

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鎌倉市にある水道みちの遺構「名越管路ずい道」
鎌倉市にある水道みちの遺構「名越管路ずい道」

 愛川町半原の水源地から逸見浄水場まで約53Kmをつなぐ水道施設「横須賀水道半原系統」が3月末で廃止となる。老朽化や水の供給手段の変更などを理由に10年前から送水は休止状態となっていたが、正式にその役割を終える。100年の歴史を有する貴重な社会インフラには、当時の設備や建築・土木技術の粋が結集されている。市民有志で組織する「横須賀軍港水道半原系統水道みち」踏査・活用プロジェクトチームでは、この近代化遺産を後世に伝える研究資料を作成。明日28日(土)に市民向けの報告会を開く。

3月で廃止の半原系統

 横須賀軍港水道として建設された半原系水道は、愛川町を起点に厚木市、座間市、海老名市、綾瀬市、藤沢市、鎌倉市、逗子市を横断して横須賀にたどり着くルート。電力を一切使わずに、自然流下で送水していた。導水管路は生活道路に埋設されて整備されているため、存在自体を知っている住民はほとんどいないが、建設当初の姿を留めている区間と遺構が数カ所だが残されている。当時の浄水池を今も有する逸見浄水場などが代表的なところ。

 同プロジェクトでは、平成25年から1年を費やして半原の取水口から逸見浄水場までの全ルートの踏査を実施。関連遺構を一覧化し、地図上に落とし込んだ。軍港水道として海軍管理下にあったことを示す票柱や止水栓、マンホールなどにも注目。写真図版としてまとめた。

 研究資料を編さんした同プロジェクト代表の富澤喜美枝さんは、「『水道みち』と呼ばれた半原水系を生きた文化財として、後世に伝えたい。横須賀の近代化遺産を見つめ直すきっかけにもなれば」と話している。

 「横須賀水道半原系」踏査報告会は28日、日の出町のヴェルクよこすか第1会議室で開かれる。時間は午後1時半から2時半。講師は現地踏査を行ったプロジェクトチームのメンバーが務める。映像による紹介もある。主催は横須賀建築探偵団。参加無料。

 詳細は横須賀建築探偵団【携帯電話】090・4016・2265
 

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