追浜銀座通り商店会の事業部長で、動画サイト「おっぱまチャンネル」を運営する 齋藤 仁克(よしかつ)さん 追浜本町在勤 41歳
楽しそう”が追浜らしさ
○…コスプレにバルめぐり、おっぱままつりやYフェスタなど“独自色”の濃い追浜の商店街。これに昨年、駅前の「デジタルサイネージ」が加わった。そこで映し出されたのは、地元商店や団体がダンスで出演した“恋チュン”。「できたら面白いね」。自身が発した一言が実現した。話題性はもちろんだが「商店街だけでなく、地域の人と連携できたことに意味がある」。これは手始め。地元の情報を動画で配信する『おっぱまチャンネル』を立ち上げ、PRとコンテンツの充実に奔走する。
○…追浜駅前から真っ直ぐに伸びる銀座通り商店会。約100店舗を束ねる事業部長だ。「実は、商店街の事業にはあまり興味がなかったんだけど」。アーケード改修やイベントで関わるうちに、「追浜の良さ、暮らしやすさ、楽しさを発信・共有したい」と見方が一変した。アイデアが生まれるのは「お酒の席が大半」と笑うが、肝心なのはその後。「反対されることもあるけど、勢いと遊びゴコロで」とフットワークも軽やか。「追浜には、新しいことを楽しめる土壌がある」
○…生まれ育った追浜。夕方になると、居酒屋に行列ができるほど人に溢れていた記憶が甦る。「やっぱり、ここに愛着があるんだよ」。従来通りの策では、商店街自体の客足もなかなか伸びない。『おっぱまチャンネル』の店舗紹介動画では、追浜観光大使のキキワンさんと共に、本職顔負けのリポートも。商店街の活性化という堅苦しい雰囲気はなし。「追浜らしく、楽しく伝える」。画面からあふれる笑顔がその証。現在は、駅前サイネージと連携し、サークル紹介など旬の情報を投稿型で見られるシステムも模索中だ。
〇…自身は飲食店だが、物販やサービス業はイベントなどの恩恵を受けにくいと感じている。来訪のきっかけづくりに何ができるか。次の一手、二手の企画も進行中。追浜の発信する“変化球”から目が離せない。
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