29日から開催する「衣笠いーもん 旨いもんフェスティばる」の実行委員長を務める 中西 真理さん 津久井在住
”おせっかい”が行動源
○…市のおみやげコンテストで金賞をとった和菓子屋や、元有名ホテルの副料理長が腕を振るう居酒屋など、個性豊かな店が立ち並ぶ衣笠商店街。そんな街の魅力を知ってもらおうと、「ちょい呑み」に飲食店だけでなく物販店も利用できる企画を考案。「お酒を呑んで、ショッピングして、最後にスイーツ、という楽しみ方もできる」。準備にあたってはプライベートの時間を削って、企画の趣旨を物販店の店主らに説明、約半年かけて実現にこぎつけた。
○…物心ついた時から、先頭で引っ張っていきたいというリーダー気質だった。学生時代は「いわゆる不良」でありながら学級委員。一見矛盾しているが、自分が関わることには黙っていられない「おせっかいな性格」だった。商店街の理事を務めているのも、自らのスナック店で客とのやりとりを重ねるうち、衣笠に情が湧いてきたからだ。
○…理事になった直後は、街に来て日が浅い事などから「新入りのスナックのママで大丈夫か」と懐疑的な意見もあったという。そんな声に行動で示していった。日曜日のシャッター街化の解決策として、月に1回、フリーマーケットを実施。「参加店も客も徐々に増え、浸透の手応えを感じている」。主に女性の起業などを支援する団体「はっぴぃぷれいす」の運営など新たな活動に取り組んできた。今回のイベントでも「利益が出ない」などの理由から断りをいれる店もあったが、それ以上にこれまでの取り組みや行動力を評価して、約30店舗が力を貸してくれた。
○…一過性ではなく、地域のイベントとして根付くことを目指す。今回のデータを基に冬、そして来夏と拡大していく予定だ。また、秋には地元での「恋活パーティー」を計画。将来的には商店街周辺の道の整備やトイレ設置などにも取り組んでいきたい考えだ。「やることがたくさんある」。”おせっかいママ”の仕事は山積みだ。
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