猿島に残る煉瓦遺構の保全のため、保全や修復を行う県タイル煉瓦協会など4団体が先月31日、現地を視察した。島内の兵舎小屋や弾薬庫、トンネルなど、歴史的価値の高い貴重な建築物をガイドの案内で回った。
その後の意見交換会では、同協会の大野繁幸理事長から、「猿島が有する煉瓦造り技術には、明治の近代産業の発展が大いに窺える。これを保存し、後世に伝えるためには、行政の支援が必要」と話した。吉田雄人市長は「今後も観光や生涯学習の題材として活かしていくため、同じく国史跡指定を受けた千代ヶ崎砲台と共に整備していきたい」と述べた。大野氏は横浜市で「赤レンガ倉庫」が集客に成功していることを例に挙げながら、「同協会横須賀支部と連携し、猿島の歴史遺構の保全方法を提供していきたい」と話した。
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