”カレーの街”を掲げる横須賀に、「海軍カレー」に次ぐ看板メニューが新たに登場する。その名も「海上自衛隊カレー」。横須賀基地所属の護衛艦や潜水艦の部隊で日常的に食されているカレーライスを忠実に再現したもの。全23皿を市内16の飲食店で10月中旬から提供する。
各部隊の秘伝レシピ忠実に
「海軍カレー」が明治時代の「海軍割烹術参考書」のレシピを起源としているのに対して、「海自カレー」は部隊ごとで味が異なるというレシピをそのまま再現しているのが特徴だ。海上自衛隊横須賀地方総監部の全面的な協力で実現した企画で、飲食店は各艦艇に乗り込んでいる給養員長(料理長)からレシピ提供とともに調理指導を受けている。
大滝町のウッドアイランドが振る舞うのは「あすかカレー」(試験艦あすか)。ゴロッと大きな角切り肉をじっくり煮込んだポークカレーで、「パンチの効いた深いコクが味わえる」と店主の島森隆司さんは出来栄えに自信をのぞかせる。
先月25日には、海自横須賀地方総監部から各店舗に認定証が手渡された。中西正人幕僚長は「海自と横須賀市のタッグで誕生したグルメ。レシピ通りの味を提供して」と呼びかけた。飲食店を代表して、カレーの街よこすか事業者部会の瀬戸映男会長は「海軍カレーと海自カレーの2大ブランドで横須賀をさらに盛り上げていく」と意気込みを話した。
全23種類の「海自カレー」は、今月10日(土)に稲岡町の三笠公園で開かれる「海上自衛隊カレーフェスタ」で初披露目。4種類の味を食べ比べできるバイキングを1万セット限定で販売する。
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