渋谷ヒカリエで催される「東京カメラ部2018写真展」の作品に選ばれた 奈良橋 (ならはし) 健さん 若宮台在住 41歳
日常の一瞬 切り取る楽しさ
○…日本最大の審査制写真投稿サイト「東京カメラ部」。これにタグ付けされた作品600万点の中から、都内で開かれる写真展で展示する1200点の一つに選ばれた。web上のミニブログ「Mastodon(マストドン)」部門で選出。「宝くじに当たったような感覚。自分の作品が目に留まったということが嬉しい」
○…「趣味のひとつに加えたい」と本腰を入れて手にしたカメラ。それも1年ほど前のこと。投稿アプリ「インスタグラム」を見ていて、「画面が自分のギャラリーのようでカッコ良かった」。始めてみると、スマホ連動のレンズを駆使した作品づくりが、思いのほか自分に合っていた。夜の商店街や特徴的な建物を被写体に、工夫しているのが角度と光の使い方だ。市内のシャッター通りも近未来的な雰囲気の「作品」へと昇華。試行錯誤しながら「目線を変えるだけで美しい・面白いと思える構図が生まれる」と行き着いた。「何気ない日常の一瞬、身近な場所もアートになり得る」と実感する。
○…表現活動としては音楽が先。中2でギターを始めるとバンドで「真剣に遊んだ」。地元仲間を介して、メジャーバンドのサポートメンバーとしてステージに上がったことも。今は、自動車関連の仕事の傍ら、アレンジやプロデュースも手がける。「横須賀といえばサーフィン・スケボー・音楽の3つ」。緩やかな人の繋がりが、この街の文化を広げていると感じている。写真もこれを発信する手段のひとつだ。
○…活動名は「suara alam」というインドネシア語。「自然から発する音」という意味だという。市内で生まれ育ち「海に囲まれた場所が好き」と一言。音楽と写真、穏やかな環境での創作に手ごたえを感じている。*奈良橋さんの「橋」の字は、本来は異体字です。
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