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フィールドアーチェリー 日本人男子初 世界の頂点 快挙手にした大貫さん(サガミ所属)

スポーツ

掲載号:2018年9月14日号

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強豪選手と肩を並べてプレー=写真左 全日本アーチェリー連盟提供
強豪選手と肩を並べてプレー=写真左 全日本アーチェリー連盟提供

 イタリアのコルチナで今月3日から9日に行われた第26回世界フィールドアーチェリー選手権大会のリカーブ部門で、浦郷町在住の大貫渉(わたる)さん(株式会社サガミ所属)が金メダルを獲得した。同大会を日本人男子選手が制するのは初めて。

 「現地でもコンディションが良く、試合では自分の”流れ”をつかめた。緊張を楽しむ余裕もあったが、さすがに最後の1本は手が震えた」と大貫選手は大会を振り返った。フィールドアーチェリーは、草原や丘などに設置されたターゲット(標的)に行射しながら、ゴルフのラウンドのように移動する競技。地形の変化や傾斜に応じて角度や姿勢を見極める難しさもあるという。

 今大会では、予選9位で決勝ラウンドに進んだ大貫選手。2人1組で対戦し総合得点を競う方式で、準決勝ではリオ五輪の銀メダリストで予選1位の選手と対戦。2点差で競り勝ち、決勝は地元イタリアの選手を下して、世界大会で初めて頂点をつかんだ。「決勝進出を決めたときは”まさか自分が”と思った。表彰台の一番高い場所は気持ちが良い」と大貫選手。念願の金メダルを手に、満面の笑みを見せた。

「フィールド」に安定感

 同大会は2年おきに開催。大貫選手は5月の国内選考会で1位となり、代表入りを果たした。昨年、ポーランドで開かれた「ワールドゲームズ」では銅メダルを獲得しており、フィールドでの安定感を発揮している。「どんな場面でも射ることのできる柔軟さが自分の強み。体幹のトレーニングにもつながり、技術の幅が広がっている実感がある」と話す。

 現在は、国内の強化選手に指定されており、普段は五輪種目である「ターゲット」で国内外の大会を転戦している。「海外の慣れない環境も経験のひとつ。自信をつけていきたい」と前向きだ。

五輪代表に弾み

 昨年春から社会人選手として、市内のガス会社サガミに所属。久里浜にある花の国アーチェリー場を拠点に練習を積んでいる。来月行われる国体では県代表の団体メンバーとして3連覇が期待される。その次に控えているのが、ナショナルチーム選考会。「メンバーに残っていくことで五輪が見えてくる」と意気込みを話した。

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