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NPO法人三浦半島生物多様性保全の理事で、「ミゾゴイ」の冊子を手掛けた 鈴木 茂也さん 田浦在住 60歳

掲載号:2019年1月25日号

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自然見守る楽しさ継承

 ○…世界中に600〜1700程度しかいないとされる絶滅危惧の渡り鳥「ミゾゴイ」。昨年末、三浦半島における生態を1冊の冊子にまとめた。写真を全て撮影し、個体数の調査も手掛けた。「子どもから大人まで幅広い人にミゾゴイの存在と守るための方法を知ってもらいたい」と力を込める。

 ○…10歳から田浦に住む。親に勧められ、市立博物館主催の自然観察会に参加した。そこで同館初代学芸員の柴田敏隆さんに出会った。「これが運命だった」。生物や植物を見つけるたびに解説してくれ、自分の世界が広がっていくのを感じた。「この人に1歩でも近づきたい」。以来、調査や観察に毎回のように同行した。高校に入ってからは双眼鏡を手に一人で山に出かけるようになり野鳥観察に没頭。その頃から「日本野鳥の会」に入会。現在は神奈川支部長も務める。

 ○…横須賀は自然が豊かなまちとされるが、質の良い緑は減っているという。「川と土手がありカエルや蛇が生息するような環境はなくなってきている」。宅地開発や道路の建設によって、生き物たちの居場所の消滅を危惧する。地形さえあれば里山や田んぼは再生することができるが、それ自体がなくなると不可能になる。「冊子発行には、その啓発にも大きな意味がある」

 ○…昨年定年退職し、今年度からより本格的に保全や野鳥観察などに日々取り組む。「環境を再生すれば、観察できる野鳥も増える」とクシャリと笑う。今後の目標は、後進の育成。観察会や保護活動に参加する子どもたちは年々減少。「小学校のクラスに一人は、私のように自然が大好きな子どもがいる。彼らが活動できる場を残し、広げていくのが使命」。今度は自分が子どもたちに魅力を伝える番だ。

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