横須賀版 掲載号:2019年2月22日号
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ヤマシンフィルタ YRPに研究機関整備 業界最大手 2020年目標に

経済

YRP5番館の目の前にある広大な土地
YRP5番館の目の前にある広大な土地

 横須賀市は今月15日、情報通信産業の集積地である横須賀リサーチパーク(YRP/光の丘)内に新たに1社の企業進出を発表した。建設機械用の油圧フィルタで世界トップシェアを誇る「ヤマシンフィルタ株式会社」(東証一部)が研究施設整備を目的に土地を獲得。市内雇用の拡大や産業活性に期待がかかる。

 県内企業で東証一部上場のヤマシンフィルタ株式会社(横浜市)は、フィルタ製品の開発・製造・販売を手掛ける。なかでも主力である建設機械用の油圧フィルタの売り上げは国内だけでなく世界でもトップシェアを誇る。

 同社は研究開発拠点の整備のため、同地区内約3万5千平方メートルの土地を取得。目的について「製品ラインナップの拡充強化を目指すとともに、現在国内3カ所(浦郷町を含む)に分散する研究拠点を集約し開発体制の合理化・効率化を図る」としている。建物面積や従業員数は未定で、2020年秋の操業開始を目指す。進出にあたり担当者は「地元からの雇用も考えている」と話す。

大型複合商業施設も

 YRPは情報通信関連企業の研究開発拠点として1997年に誕生。NTTドコモなど大手の集積が進んだが、近年は大手自動車部品メーカーのニフコや工業用ガスメーカーの日本エア・リキード等が進出。幅広い分野の研究機関が立地している。一昨年には、今回進出が決まった土地の隣接地約3万3千平方メートルを、スーパー「食品館あおば」を運営するビッグライズホールディングスが取得。大型複合商業施設の建設を予定している。着工やオープン時期に関しては今現在も明らかにされていない。

5年間の課税免除

 ヤマシンフィルタは現在、「企業等立地促進制度」の適用に向けた手続きを進めている。これは固定資産税や都市計画税、事業所税について、5年間の課税免除を受けることができるもの。過去には、久里浜港の事業用地に工場を構えるファミール製菓(株)(冷凍ケーキ製造/金沢区)やニフコ等が同制度を適用している。

「油圧フィルタ」世界トップシェア

 ヤマシンフィルタは1956年の創業以来一貫してショベルやブルドーザなどの建設機械用フィルタの開発・製造・販売を手掛けている。そのノウハウを活かし、航空や鉄道・船舶、自動車のほか、食品・飲料、医療機器のフィルタ製品も提供。社員数は連結514人、単体129人(2018年3月時点)。日本、アジア、北米、欧州に拠点を構えグローバルネットワークを構築している。

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