横須賀中央に本店を持つ明治24年創業の老舗和菓子店「さかくら総本家」はこのほど、海軍に納めていた羊羹を再現した「海軍羊羹」=写真=の販売を開始した。
明治時代から同店の和菓子は海軍の御用達品で、横須賀のみならず呉、佐世保、舞鶴の各鎮守府に出張所を設け納品していたという。その中で、長期保存できる甘味を望んだ海軍の依頼を受けて開発したという羊羹を再現。現在は水あめやザラメを使用したものが主流となっているが、「海軍羊羹」はそれらを使用せず、原材料は上白糖、小豆生餡、寒天のみ。当時と変わらぬ製法で、やや硬めの仕上がりとなっている。
パッケージには、当時の集金袋に描かれていた大黒天のイラストを印刷。開封すると、海軍と同店の関係の説明書きや昭和初期の横須賀の地図、明治時代の横須賀鎮守府の写真を記すなど、包装にもこだわった。
坂倉真人社長は「地元や市外の人に横須賀の土産品として親しんでほしい」と話した。
1箱2千円(税込)。横須賀中央本店、北久里浜、武山各店で販売中。問い合わせは本店【電話】046・823・0875
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