筆を持つと、時や歳を忘れる―。馬堀町在住の坂本徳子(のりこ)さんが現在、自宅で「お絵描き展」を開いている。
大正14(1925)年生まれで、90歳近くになって始めた絵手紙調の水彩画。当初は知人に送ることを目的にしていたが、写真などを見ながら季節の花や果物、時候の様子、愛犬の姿を描くうちに、いつしかそれが日々の楽しみになっていた。絵に留まらず、好きな言葉を添えたり、書にも挑戦。色づかいや配置のバランスなども工夫しながら描き上げる。全くの独学ながら、本格的に始めて4年、その数は1000点近くに上る。「目に入って”描きたい”と思ったらすぐに筆を手にする。そうしているうちに増えてしまって」と坂本さん。「絵からあふれる元気な姿を多くの人に見てもらっては」と家族の勧めで今回、自宅での無料展示を企画した。作品はリビングや階段の壁の一面にずらりと並ぶ。
日々を快活に過ごす秘訣は、絵を描くことと「朝起きてすぐ、鏡を見て笑うこと」と話す。展示を見に訪れる人とのコミュニケーションも張り合いになっている。会場は馬堀町3の23の5、今月31日(金)まで(午前10時から午後5時)、入場無料。
問い合わせは【電話】046・843・7016
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