小型無人機「ドローン」の操縦技術を競うレースで久里浜在住の高校1年生、小松良誠(りょうま)さんがめきめきと頭角を現している。今月1日に相模原で行われた全国選手権神奈川大会で3位入賞、7月6日(土)に北海道由仁町で開かれる「JAPAN DRONE CHAMPIONSHIP 2019」に招待選手として出場する。めざすは国内ドローン最速だ。
航空写真や映像撮影など商用利用が急速に進むドローンだが、競技としてのレースも熱を帯びつつある。愛好家が楽しむファンレースから賞金獲得をめざすものまで全国に広がり始めている。
ドローンレースは、送信機を操るパイロットがモニター付きのゴーグルを身に着けて決められたコースを飛行、速さとコーナーワークの正確さを競う。最高時速は150Kmを超えるという。
幼少期からラジコンカーが好きだった小松さんは、小学6年生の時に両親から玩具のドローンを買い与えられるとすぐに夢中になった。中学2年生でレースに初参戦。キャリアは僅か2年ほどだがすでに国内トップクラスの実力を誇る。機体とパーツはメーカーのサポートを受けており、学業の合間を縫って全国各地のレースを転戦している。昨秋には、日本代表として韓国で開かれた世界大会も経験した。
「ドローンレースは、自分が機体に乗り込んだような感覚。モータースポーツさながらのスリルとスピードが最高」と小松さん。将来はレース活動と並行して、操縦技術を活かした撮影の仕事に携わりたいと抱負を話した。目下の悩みは練習環境。横須賀市内には個人が外で飛ばせる場所がなく、市外の施設を利用するしかないという。自身の活動を通じて、理解者が増えることを期待している。
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