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開会式の司会を務める早田さん(横須賀高3年) 球児の夏、第一声の「責任」

スポーツ

掲載号:2019年7月5日号

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グラウンドに目を配りながらボール磨きも
グラウンドに目を配りながらボール磨きも

 最初に発する言葉は「ただいまより」の”た”。「ここで声が裏返らないようにしなければ」―と話すのは、横須賀高校野球部マネジャーの早田桃花さん(3年)。

 1999年から女子生徒が司会を務めている神奈川大会の開会式。この大役が正式に決まったことを知らされたのは5月下旬のこと。4月ごろ、監督から既に話は聞いていたが、半信半疑だった。「本当に私が!?と驚いた。何日か経ってようやく実感が沸いた」。周囲に司会について声を掛けられると気恥ずかしさも。これまで、練習試合の会場アナウンスなどを経験したことはあったが、開会式の重みは別格。「失敗できないという緊張感でいっぱい」と背筋を伸ばす。

 6月に入り、開会式の原稿が手元に届いた。「思ったよりも読む分量は少なくてほっとした」。練習は家での勉強や部活の合間に加えて、登下校で自転車を漕ぎながらフレーズを繰り返すことも。自身を「キッチリした性格」と分析、「すべての言葉がはっきりと伝わるよう、自分らしい司会を」というのが目標だ。

3年間の集大成

 高校野球部を支えるマネジャー。道具の整理や掃除、ノックのボール渡し、アイシングの用意、練習試合の会場整備など選手たちがプレーに集中できるよう裏方として奔走する。高校では「”誰かのためになる”部活に入りたい」と志願して野球部に入部した。マネジャーは1学年2人ずつ。夏の大会では、3年生がフェルトでお守りを作るのが代々の慣習だ。自らデザインを考え、部員全員と先生の約50人分、1つずつ名前を入れて手作りする。開会式は7月7日(日)。一針一針に必勝の想いを込めたお守りを手に、今年は司会の舞台から、部員にエールを送る。
 

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