東京湾に浮かぶ無人島・猿島をメインに人気アニメ「ワンピース」とのコラボイベントが今月8日にスタートした。市内の飲食店を巻き込んだ企画やスタンプラリーなどを展開。期間は10月20日(日)までの105日間で、夏休みの子ども連れや訪日外国人の誘客を図る。同日には、上地克明市長ら主催者が島内を視察、その後市庁舎で開幕式が行われた。
横須賀市、京急電鉄、海運会社のトライアングルが主催となり、種々の企画を展開していく。
猿島は「モンキー・D・ルフィ島」と愛称をつけ、島内に主要キャラクター(麦わらの一味)の等身大フィギュアを設置するほか、スマートフォンをかざすとキャラクターと一緒に写真を撮影できるAR技術を活用した仕掛けも用意。英語に対応できるスタッフを常駐させ、インバウンドへの対応も強化する。9月以降は、島内でイベントも予定。随時情報発信していく。
市内では横須賀中央・汐入エリアで11店がアニメとのコラボグルメを提供するほか、スタンプラリーや9カ所のAR写真スポットを用意し、訪れた人たちの市内周遊を狙う。また、市庁舎の壁面に巨大な装飾を施し、市内各所にフラッグや横断幕を掲げてアニメの世界観を演出。イベントパンフレットは、英語版も用意し、訪日客に対応する構えだ。
京急電鉄は、赤・青・黄色のラッピング電車や駅の装飾、記念切符を発行するほか、謎解きイベントを催し盛り上げる。
今月8日に開かれた記者会見で、上地市長は「横須賀に来たことがない人に魅力を知ってもらい、また来たいと思ってもらえる機会に」と期待した。
経済効果福祉に還元
同日の定例会見で市長は、就任から丸2年経過したことにも触れ「まちを歩いていると『元気になってきた』と声を掛けられるようになった」と実感を話した。また、福祉への施策が弱いという声があることについて「今回のイベントも含め、音楽・スポーツ・エンターテインメントや海洋都市構想、谷戸活性事業などによって、多くの人に来てもらい住んでいる人にも幸せになってもらう。その豊かさを最終的に福祉に還元していきたい」と考えを示した。
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