横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2019.08.09
横須賀けん玉教室を立ち上げ指導を続けている
伊東 勝さん
平作在住 79歳
楽しくあってこそ
○…「世界一周」「円月殺法」「月面着陸」――。昭和の子どもの遊びとして人気を博し、平成・令和の今再びブームになっているけん玉。その潮流は今や世界規模。「簡単には出来ないが出来なくはない、それがけん玉の良いところ。スクワット運動にもなり、健康にも良いんですよ」と目を細める。
○…東京都生まれ。日産追浜工場に勤め始めたことで50年ほど前に横須賀に居を構えた。55歳で早期退職。その後も設備管理などの仕事を転々とし、60歳を過ぎたころから「何か子どもたちと一緒にできないか」と考えるように。思いついたのは中学生の頃に遊んでいたけん玉だった。「野球や卓球と比べ、けん玉なら教えている人があまりいないかなと思って」と笑う。日本けん玉協会の紹介で近隣の教室へ足を運び、指導者として技や指導法を2年近く修行。およそ10年前、衣笠を練習拠点に晴れて横須賀教室を立ち上げた。以来、子どもや大人にけん玉の楽しさを広めている。
○…指導員として意識しているのは褒めること。「特に子どもたちは上手くできたところを周りに見てもらって褒められたいもの」。また同伴する親にもけん玉を勧め、一緒になって楽しむ機会にすることも通い続けてもらえるコツとか。いかに教えるのではなくどうしたら楽しいと思ってもらえるか。そんな指導方針が人気を裏付ける。
○…先月には愛弟子が世界チャンピオンの座を獲得。その技を今度は教室の後輩たちに教える立場として協力もしてくれている。教え子たちは順調に育ち、輪を着実に拡げている。「最低でも80歳までは続けたいかな、体力が続くまで。横須賀全体で大会が開けるほどけん玉ファンを増やすのが夢」と優しくゆったりとした表情で微笑んだ。
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